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生きる知恵
ー あなたへのメッセージ ー

 

ヒプノセラピーとは

ヒプノセラピー(催眠療法)とは、心の悩みを解決するために、その名の通り催眠を用いて行う心理療法のひとつです。最近では認知度も高くなり、ご存知の方も多くなりました。

潜在意識の中で、人生に大きな影響を与えている自分でも気づいていない問題に触れ、深いレベルでの気づきや自己発見、癒しや抑圧されていた感情の解放を体験し、それにより人生に変化をもたらすことを目的とします。

簡単に言うと、自分の中にある答えを探す作業です。普段ひとりではできないその作業を、セラピストが催眠を使ってお手伝いするものです。自分で体験し、自分で感じ、自分で受け止め、自分で気づき、自分で変容していくので、とてもパワフルです。

ヒプノセラピーってどんなことをするの?

傷ついた心に癒しが訪れるように、また、今現在問題を抱える自分自身への気づきや変化のきっかけを得ていけるように、潜在意識の中の原因や感情に出会い、触れていきます。

  ■幼児期退行
    問題の原因になっている小さい頃のトラウマに触れていきます。
    自分では気づいていなかった心の傷や押し殺していた感情に出会うこともあります。

  ■前世退行
    今の人生に影響を与えている前世での体験に触れていきます。
    ブライアン・ワイス博士の「前世療法」「魂の伴侶」などで広く認知されました。

  ■インナーチャイルドワーク
    あなたの中にいる傷ついた小さい頃の自分と出会っていきます。
    普段つらいと感じていた気持ちが、インナーチャイルドの声であることも。

  ■サブパーソナリティとの対話
    私達の中に存在する別々の考えや意志を持った複数の副人格に触れていきます。

  ■それ以外にも、その人だけの体験をする方がたくさんいらっしゃいます。

それらのどれかを選んで意図的に行うこともできますが、大体は、その時その人に必要な体験が自然に訪れます。

そして、癒しにはタイミングというものもあるようです。その人自身に癒しを受け入れる準備が整うと、自然にそうした体験が訪れます。無理矢理トラウマを引っ張り出すようなことはせず、その人に合ったペースで、その人に合った形で、セッションを進めていきます。

ヒプノセラピーの効果は?

効果は人それぞれですが、以下のような体験をなさる方が多いです。

  ■ 子供の頃のつらい体験による心の傷(トラウマ)に気づくことができます。

  ■ トラウマの陰で押し殺したり抑圧されていた苦しい感情に気づき、
    解き放つことができます。

  ■ 普段自分が感じていることの理由がわかります。
    (自己嫌悪、孤独感、寂しさ、悲しみ、怒り、空しさ、人がこわい、など)

  ■ 自分でも気づいていなかった自分の本当の気持ちを知ることができます。

  ■ あたたかい愛に満ちた出来事や喜びの出来事を再体験することで、
    気づかないでいた愛や恩恵を受け取ったり、自分自身が本来持っている
    力や強さを思い出すことができます。

  ■ 前世での自分を知ることで、今の自分のルーツを知ることがあります。
    好きなことや得意なことの理由がわかったり、隠れた才能を知ったりします。
    逆に、きらいなことや苦手なこと恐れていることの理由がわかったりします。
    過去生の自分からメッセージを受け取ることもあるようです。

  ■ それ以外にも、その人だけの体験をなさる方がたくさんいらっしゃいます。

セラピーでの体験を重ねてをいくと、それまでと違った視点で物事を捉えることができるようになったり、受け入れられるものが増えていったりするなど、心の反応が変わってきます。すると、考え方が変わり、選択が変わり、行動が変わり、そこから今までと違った現実が生まれます。それがヒプノセラピーの効果です。

また、深いレベルで自分を感じることで、今抱えている問題を解決するためのヒントを得ていくこともできます

セラピーでは過去の記憶を辿ると共に、過去の感情の体験をすることもあります。忘れていた、押し殺していた、そんな感情が戻ってきて、それらを再体験することで、感じることをやめて心の奥深くに押し込められている感情を解き放っていくことができます。

便秘をすると体調がよくないのと同じで、本来外に出るべきものが出ていないままになっていると、体と同じく、心にも問題が起こります。それらを癒して解き放つことで、上に書いた心の反応の変化が生まれます。それだけでも何かが違うことを感じていただけるでしょう。

それに伴い、人生に影響を与えているつらい思考パターンや行動パターンを、心地よく生きてくための新しい形で自分のものにしていくことができてきます。

ヒプノセラピーは、過去に置いてきてしまった自分の断片との出会いでもあります。そうした体験を積み重ねていくことが、人生の変化につながります。

みんなで楽になりたいですね。


催眠にかかるとどんなふうになるの?

催眠と言うと、テレビで見る催眠術のように、相手の言う通りになってしまうイメージがありますが、ヒプノセラピーの催眠はああいったステージ催眠とは異なります。

ヒプノセラピーでは、催眠に入っても普段の状態とあまり変わりません。最中も意識があり、こちらの言うことに自分の意志で反応することができます。

また、終わった後もセラピーの間の記憶は残っています。「いつもの自分がちゃんと存在しているのに、色々なことが浮かんできて不思議な感じ」とおっしゃる方が多いです。

催眠状態ってどんな感じなの?

普通に意識がありながらちょっとボーッとした感じ、とおっしゃる方が多いです。

催眠状態と言うと特別な感じもしますが、 実は日常生活の中で体験しています。朝起きてすぐや寝る前など、あまり思考が働いていない状態がそうです。頭で色々考えずボーッとしている時がそうです。

そういう時、表面の意識(顕在意識)がお休みして、普段は触れにくい、その下にある無意識(潜在意識)とつながっている状態です。左脳がお休みして右脳が活発になる状態と言えます。

なぜ催眠を使うの?

上に書いたような状態では、直感が働きやすかったり、何かがひらめきやすかったりします。なぜなら、思考があまり働いていないので、人間が本来持っている感覚がスムーズに働くからです。

思考は生まれてから今まで生きる中で構築されたものですが、感覚は生まれた時から持っているもの。その感覚につながることが、自分でも気づいていない問題やその原因に触れるためにとても有効なので、その状態になるためのひとつの方法として催眠を使うというわけです。

思考は感覚をブロックする傾向にあります。そのブロックを外してセラピーを進めると考えていただくとわかりやすいでしょう。

emiyaが本音で語るヒプノセラピーについて

ここから先は、私自身の体験やそこから感じたことを、正直に、そして、本音で書いています。

少々長くなりますが、ご興味のある方はぜひお読みになってください。

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私は10代から、うまくいかない人間関係、過食嘔吐に悩み、また、異常なまでに人の顔色を気にして常に人に怯えていたり、理由なく襲ってくる孤独感や自分の存在の無意味さを感じて苦しくなったり、生きる意味がわからないなど、心の闇に押しつぶされそうになりながら生きていました。出産後は、自分の意志とは裏腹に、かわいいはずの子供を怒鳴りつけてしまったり、時に手をあげてしまったり、激しい自己嫌悪に陥りながら過ごしました。自分なんて死んだ方がいいと思ったこともありました。離婚も経験しました。

そんな時、ヒプノセラピーを知って体験してみることにしました。

セッションでは、幼児期退行し、自分でも気づいていなかった小さい頃の感情を体験しました。それは、父親が母親にしていた暴力を見ていた時の、また、自分でも怒鳴られ殴られていた時の、自分でも知らなかった感情でした。出来事は覚えていたのですが、その時に本来感じていたはずの感情を、私は全く知りませんでした。

後になって、まともに感じるにはつら過ぎて押し殺してしまっていた感情が、潜在意識の中に今でも生々しく存在し、大人になった私の人生に大きな影響を与え、繰り返し訪れるつらいパターンを生み出していたことを知ります。

セラピーが終わった後は、自分の中からいらないものが出て行ったような感覚で、清々しく心が軽く、世界が違って見えました。これからすべてがうまくいくような、そんな気分でした。

「ヒプノセラピーを受けると人生が変わるんだ!」

そう思いました。

でも、その後、時間が経つにつれて、やっぱりつらくなりました。いやだ、苦しい、そう思うことは以前と変わりなくそこにあって、変わりたいと思っていた自分も全然変わっていなくて、こう思いました。

「あんな体験したから人生が変わったと思ったのに、
やっぱり何も変わってないじゃないか」

けれど、それから、たくさんのセラピーを体験し、自分でも提供する側となり、私はヒプノセラピーの本当の効果を知ることになります。

そして、ある日気づきました。

「なんか最近生きるのが楽になった気がする。
恵まれてる、幸せだ、ありがたい、って思うことが増えた気がする」

では、何が変わったのかと言うと、つらくなった時、自分で抜けていけるようになったこと。それが大きな変化でした。つらいこととの付き合い方が上手くなりました。苦しい状況と向き合う処方箋を手に入れた感じです。

シンプルに言うと、つらくなる考え方や生き方をしなくなったのです。

それが
ヒプノセラピーの効果です。

たとえば、人間関係でつらくなることは、多かれ少なかれ、誰にでもあると思いますが、そういう場合、セラピーを受ける前の私はまず相手を責めることから始めていました。

「なんでそういうこと言うの?なんでそういうことするの?
 なんでこうしてくれないの?なんでわかってくれないの?
 なんであなたはそうなの?」

あなたのそういうところがイヤなんだ!と、相手に変わることを強く望んでいました。結果、それがうまくいくことはありませんでした。

また、私もそうであったように、自分を責めることから入る人もいるでしょう。

「なんでこういうこと言っちゃうんだろう?
なんでこういうことしちゃうんだろう?
なんでこういうことできないんだろう?
なんで私はこうなの?」


また、相手に不機嫌な顔をされてしまったような時、

「私なにかした?
私のこんなとこがいけない?」

と、自分に原因をひたすら探したりもします。またやってしまった、私ってこれだからダメなんだと。そして、相手を責めること、自分を責めることを、同時にしている場合もあります。それが入り交じってひとつになっています。

「どうして私がこんな目にあうの?」

セラピーを受ける前は、こうしたことがあっても、ただ気持ちがおさまるのを待ったり、つらさを別のものでまぎらわしたり、埋めようとしたり、していました。時に、生活のために、なにもなかったかのように、それを感じないようにして過ごしていたこともありました。

でも、セラピーを重ねながら、だんだんそういった場所から抜けやすくなりました。

少なくとも、私の体験してきたセラピーは、過去のトラウマに出会っておいおい泣くだけのものではありません。そこには、どういうことがあると心にどういうことが起こって、そこで傷ついた人はどういうふうになるのかという学びがあり、その学びを深めることによって、自分を知ってゆくことができました。それすなわち自分の周りの人を知ってゆくことでもあり、自分だけでなく、他者への理解も生まれ、たくさんの気付きがありました

それが
ヒプノセラピーの効果です。

そのおかげで、私は自分が置かれた状況を、つらい気持ちを抱えたままでも、眺める目を持てるようになりました。

昔、相手を責めて、なんとか相手を変えようとしたり、自分の思う通りにしてもらおうとしたり、逆に、自分を責めて、誰かに許してもらったり助けてもらったりするために自分を押し殺したりしました。また、問題の解決のすべてを他者にゆだねてしまい、それが叶わないと、心を閉ざしたりしていました。

今は、つらい感情が、相手のせいだけではなく、自分の心理反応だとわかっているので、相手や自分を責める場所から抜け出しやすくなりました。それだけでも、とても楽になっていきます。

もちろん、感情の生き物人間だから、カチンと来ることもありますし、こわくなることも、つらく悲しくなることも、傷つくこともあります。でも、感情の波が去っていったら、静かに自分の体験を振り返り、つらくなる考え方と生き方を、楽になる考え方と生き方に入れ替えるのです。

それができるようなります。それが
ヒプノセラピーの効果です。

でも、ここにつらつら書いてきたことは、ただの文字の羅列であり、机上の空論。だから読んだだけでは意味がさっぱりわからないと思う方もいるかもしれませんし、かつて私もそうでした。

私達は体験しないとわからない生き物。

「砂糖は甘い」と言われても、実際に口にしないと甘いということはわかりません。その味を自分で体験することで、初めて説明と味が一致し「砂糖は甘い」と理解します。セラピーも同じ。

セラピーとは体験そのもの。
生きて成長していくプロセスそのもの。
体験したからと言って翌日から人生が魔法のように変わるものではありませんが、
本来の姿で心地よく生きるために必要なことが、
体験を通して確実にあなたの中に積み重なっていきます。

人は「体験」によって何かを学びます。そして、人として成長し、その心が変化を引き起こします。なぜなら、それまでと違った視点で物事を捉えることができるようになったり、受け入れられるものが増えていったりするなど、心の反応が変わるからです。

すると、考え方が変わり、選択が変わり、行動が変わり、そこから今までと違った現実が生まれます。
それが「変化」であり、ヒプノセラピーの効果です。

ヒプノセラピーをたった1、2回受けただけで、悩んでいたことが解決してパーフェクトな人生になるわけではありません。それは、ヒプノセラピーが魔法ではなく、ひとつの「体験」だからです。その「体験」を経て気づきや学びを経て成長した心が現実を変えていきます。

たとえば、子供が算数を学ぶ時、はじめは数の数え方から入り、足し算引き算、九九、かけ算割り算、分数、と、段階を経て学んでいきますね。小学校1年生に因数分解の問題を解けと言っても無理な話です。必要な基礎を勉強してからでないと解けません。学んだことを基礎にして次の高度なものを、またそこで学んだことを基礎にしてさらに高度なものを…その作業の繰り返し。

私達人間も同じ。算数や数学に置き換えれば、つらくならない生き方、心地よい生き方は、高度な問題です。そためには、算数の一桁の簡単な足し算や引き算から始めるように、ひとつひとつの小さな体験を積み重ねて、つらくない生き方、心地よい生き方ができるようになるために必要な「体験」を積み重ねることが何より大切なのです。それは人間的成長でもあります。

「癒し=体験の積み重ねによる人間的成長」です。

そして、その「体験」の質がよいものであればあるほど、成長のスピードは速まります。

そういう意味で、ヒプノセラピーは「普段の生活の中では体験することのできない体験」をするひとつの方法であると考えてみてください。

でも、癒しとか、気づきとか、与えるとか、許すとか、受け入れるとか、そんなもん言葉で読んだり聞いたりしても、できないから、どうしたらいいかわからないから、苦しい。すべてが必然だなんて思えない、そう考えたくもなることもあるでしょう。

そう考えながらでもいい、疑いながらでもいいんです、いつも今のあなたでいいんです、今の自分のまま、ぶつかって体験してみてください。苦しみは意味なく訪れているのではありません。必ず何かの意味があって体験しています。大切なのは、そこから何を学びどう成長するかです。そして、そんなことは後でわかればいいことであって、今は今のあなたのままぶつかって体験してみてください。

長い文章ですが、最後まで読んでくださってありがとうございました。感謝!



ここに書いてきたことは、これが正しいと主張するものではなく、私が体験から感じたことであり、賛同できる部分だけを受け取ってみてくださいね。






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